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0919: [Webサイト制作] 初めてのサイト、公開しました。

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初めてのWebサイト制作が終了しました。

課題として、各個人でクライアントを探し、実店舗のWebサイトの制作をするというもの。

私は、地元の美容院、美容室オータム様のサイトを制作させていただきました。

http://autumn.html.xdomain.jp

まだWebに関する勉強を開始して3ヶ月の未熟な自分に、提案を快諾し、このような機会を与えてくださったオータムの店長様、ならびに、従業員の皆様のご厚意、ご協力に深く感謝しております。

初めてのWebサイトで感じた事。

まず第一に、何かを作り出すというのはかくも難しく苦しいものなのかと。

さあいざ、というところで、何も出ない。何も浮かばない。何から始めたらいいのか分からない。

常に創造を繰り返す人々のすごさを、身をもって実感しました。

そして、ものを産み出す過程は、ゼロからのスタートではないという事も知りました。

競合他社のサイトであったり、全く別の業種のサイトであったり、はたまた美術館で絵画や写真を鑑賞してみたり、様々な他人の創作物を目にする中で、

自分のイメージとヒアリングをしたクライアント様のイメージを具体的な形に落とし込んでいく事。

課題ですから、大前提としてのわたし自身がこの3ヶ月間で学んだ技術を惜しみなく発揮する事も意識しつつ、クライアント様のこれからのために何が有効なのかを考える事が最終的なこの課題のゴールである事がカンプ案を練る段階で見えてきました。

そしてそれはすなわちユーザー主体の目線を持つ事だと気付きました。

クライアント様のサイト制作の目標は、集客をする事、とりわけ新規顧客を得る事。

そのためには、サイトを通じてお店の雰囲気を掴んでもらう事、そして店の存在を認知してもらうために地名と美容院に関するワードの検索でできるだけ上位に表示させる事。

その目的のために、今回の件に関しては、お店の顧客に関してファミリー層が多い印象から、子育て中の母親世代をターゲットに想定し、お店の落ち着いてアットホームな雰囲気を伝えられるデザインとシンプルな情報の提供を目指しました。

このサイトを見た時、ユーザーはどう感じるか。使い勝手は、ナビゲーションは。

第一印象に関しては、今時すぎず(洗練されすぎず、いい意味で)、古すぎずを狙いました。ターゲット層への安心感を与えつつ、第二のターゲット層である若い女性が見た時に、ダサい、お呼びでない、という感覚を与えないために、ベースの茶色に対して強調色を明るめのオレンジに設定し、各所にグランジデザインのフォントを組み込み、軽やかな印象も組み込みました。

ナビゲーションに関しては、見た目のすっきりした印象を求めつつ、英単語のみでの戸惑いや忌避する感情を見込んで、hover時には日本語表記が浮かび上がるようデザインしました。

また、地図に関してはGoogleマップ全盛とはいえ、マップの埋め込みが本当に便利なのか、それで済ましてよいのかという点に関して疑問に持ちました。

そして、最終的に店舗へ向かう際にはナビ機能も含め実用的であると思いますが、Googleマップの情報量の多さは時に弊害になると考えました。

アクセス情報のページにおけるユーザビリティを考える際、詳細な地図よりも、まずは、パッと見た時におおよその位置が分かりやすい事が重要なのではないかと。

そこで、Googleマップより更に情報を減らした地図の必要性を思い、シンプルに、お近くの人なら(この場合、地元の方で美容院を探している方、に焦点をあてています)あぁあの辺りねと分かるレベルを目指して地図を自作すると共に、Googleマップのリンクを貼るという手法を取りました。

そしてサイト全体の構成として、ページ上部とページ下部に大きく電話番号を表記する事を最も重視しました。

どんなに素敵なサイトを作っても、住所が無ければ、電話番号が無ければ、それは商売にならないという事。このサイトは単なる入り口であり、最終的にこの入り口から美容院へと人々の足を動かす要素となり得ねばこのサイトに意味は全くないのだという事を、当然でありながらも、制作過程で強く意識しました。

課題制作に関して、先生から、サイトでの集客は無理なんだといわれた事を思い出しました。サイトがあるからって人がその店に足を運ぶわけではないのだと。集客したきゃビラを配るのが一番だと。

その意味について、サイトのアップを終えて、少し理解できた気がします。そのお店を知っていて、わざわざダイレクトにサイトにアクセスするのは、既存顧客が電話番号を調べに来る程度の事なのだと。サイト制作に関して一番重要なのは、クライアントとどう向き合うかなのだと。お金をもらって制作するというのはそういう事で、本来はサイト作りでなく「集客したきゃビラを配るのが一番」って話、っていう事です、よね、先生。

何はともあれ、ひと段落。
クライアント様からの「力不足でシャッターを開けたり閉めたりした事もありましたが、サイトを見て、とても嬉しかった」という言葉が大きなわたしの支えです。

もうすぐ10月。本格的に就職活動に取り組んでいきます。がんばろう。
この度お世話になったたくさんの方に感謝の気持ちを込めて、行動でお返ししたいと思います。皆様ありがとうございました。今後とも、よろしくお願いいたします。

それでは、ではでは。